鍼灸は現在からおよそ2500年前に中国で誕生しました。石を削り腫れ物などを切ったり、突いたりしたことが始まりと言われております。金の加工技術の進化により今の鍼治療に近いものになりました。また、陰陽五行論、気の思想と共に東洋医学が発展していきました。
日本には6世紀頃、朝鮮半島を通じて伝来してきたと言われています。戦国時代は数々の武将が灸治療を中心に病や怪我を克服したというエピソードが残されております。江戸時代にはさらに広く発展していきました。管鍼法も杉山和一により考案されました。日本独自の鍼灸が確率されていきました。
鍼治療
鍼治療では、直径0.12〜0.18mmのステンレスの鍼を使用します。管鍼法と言われる、合成樹皮または金属の筒を使用した施術になります。ローラー鍼や集毛鍼など皮膚を貫通させない鍼治療もあります。基本的には痛みを伴うことはありません。
灸治療
乾燥させた蓬(よもぎ)の葉の裏側にある絨毛を精製したものです。米粒大、もしくは半米粒大にしたものを台紙に乗せ、線香で火をつけていきます。
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